ヨサヲさま
あけましておめでとうございます!
初詣はいずこへ? 私の実家は商家だったため、関係する神社に毎年参詣してきました。神社によっては新年の雰囲気がまったく違います。四条通に鎮座する八坂神社は繁華街でもあり、徹夜明けの若者で騒がしい!下鴨、上賀茂両神社は観光客も多く、大混雑。駐車料金も、三が日はしっかり値上げされていて、ちょっと興ざめです。大きな神社では本殿前にせり出すように賽銭を受けるスペースも設けられますよね。先にお参りを済ませた母が「ミヤコ!ことしはお札が少ないわ〜」と後列の私に無邪気に報告、周囲をほわっと笑いで包んでいました。
写真は実家の産土神、八大神社(左京区)に掲げられた正月飾りです。神社は宮本武蔵の「一乗寺の決闘」があったとされる歴史舞台で、境内には当時の「下り松」や武蔵の銅像が建っていますが、観光地ではないため、初詣に来るのは地域の家族連ればかりです。本殿前の結界に掲げた立派な伊勢海老や橙、干し柿も吉を呼び込むようで嬉しく、山に抱かれたこじんまりした雰囲気にも心洗われます。観光沸騰中の市内にもまだ、こんな場所が残っていることに、ホッとします。
伊勢海老も甲殻類の王者ですが、ヨサヲさんは年末、双璧をなす王者・丹後のカニ三昧だったのですか!なんと!
丹後の間人カニ、おいしいけれど、驚くべき高価ですよね。しばらくお目にかかれていません。北部に赴任していた当時も、安いコッペばかりだったな・・。
ブランドガニの存在は地域にとって大きい。以前に丹後の小さな宿の若女将が「冬はカニ様さまです」とタグを付けたカニを拝んでいて、ちょっと笑いましたが本音でしょうね。
さて、ことしの丹後は何といっても「丹後ちりめん創業300年」です。地元もきっと気合いたっぷり。徐々に盛り上がっていくことでしょう。フレーフレー、丹後!
元旦の新聞を読んでいたら、XジャパンのYOSHIKIさんがきものをプロデュースして大人気、とありました。「着物×ロック」で名付けてYOSHIKIMONOなんだって。10年前から京都の老舗メーカーと組んで、昨秋には東京でショーもしたらしい。ホームページをチェックしたところ、いきなり英語でした。国内よりも海外狙い、かつ、評判の逆輸入を狙っているのでしょうね。
こちらもシーラさんとともに、発信力のある男性もぜひ味方に付けましょう!軽々しい「ステマ」ではなく、本当に丹後ちりめんの良さを理解し、伝えてくれる大人の男性がいいですよね。誰がいいかしら?
ミヤコさま
オオサンショウウオツリー、ここまでくるとツリーというかオブジェというか。クリスマスの本番を終えても、ちょっといじって、新年の門松にもなりますね。
最近のミヤコさんの京都情報には驚っきぱなし。私の中で出来上がっている京都イメージがどんどん壊されています。(笑)
さて、前回は東京シーラさんのご自宅風景をお伝えしましたが、今回シーラさんが丹後に来られました。訪丹理由は、シーズン真っ盛りの「カニ料理」取材。同行した私をはじめスタッフ自身、初めての場所・食事でシーラさん以上に興奮しました。
所は、京丹後市の温泉旅館「炭平」。丹後半島のほぼ先端に位置ずるこの店は、このエリアで上質なタグ付きカニ(ブランドガニ=間人ガニ)を提供される有名処のひとつ。
店の駐車場に入るなり、大阪、神戸ナンバーのポルシェやメルセデス・・・・。この時点で「ただものではない」感ばりばり。部屋に通され、着座して少々、出るわ出るわカニ料理のフルコース。先ずは生のカニの姿を見せられ炭火で焼く「焼きガニ」、そして味が濃厚なゆでガニ、さらには、セイコガニ(雌ガニ)の甲羅盛など・・・。
シーラさんも初めての経験で驚きの興奮状態。いえいえ、取材スタッフも食い入るようにシーラさんの食風景を見る始末。シーラさんから「一緒に食べよう!」と声を掛けられ、おこぼれをみんなで食べまくりました。
確かに、一人では食べきれない量。こんな美味しいものを食べきれないとは何とも贅沢なことで。こちらで育った私も、一度も経験したことのないカニの味覚でした。 なるほど関西の都市部から、皆さん挙ってカニを食べに来られる理由が少しわかったような気がしました。
変わらぬ日々の生活から抜け出し、異空間の中で、最高に美味しいものをほおばる体験。この丹後において、「絶対これを食せよ」と言えるお勧め料理を知らなかったのですが、このカニは一押しお薦め料理です。
やるなあ、丹後!と久しぶりに声を発した食事でした。ミヤコさんも、ぜひ!