院号を覚性院という、真言宗のお寺です。
879年、但馬国出石郡資母中山(現在の但東町)の金蔵寺内に建てられたが、1568年、兵火にかかって炎上し、一時赤花へのがれ、その後現在地に移ったと寺伝に記されています。馬鳴菩薩像と呼ばれる豊蚕守護神が祀られており、生糸や縮緬とゆかりの深い街道沿いと関係しているようではありますが、歴史上の流れは他の街道沿いの寺と異なるものです。
また西光寺の庫裏(住職や家族の住む場所)の西隣りには、江戸時代後期の作とされている庭園があります。この庭園は関八景を形どる名園で、府の名勝に指定されています。