杉本家住宅主屋は嘉永元年に建てられた建物で、この地区内で屈指の古い建物です。旧尾藤家住宅と同様、建物群の中に中庭のある構造をしています。明治43年、当主の利右衛門は電気事業の必要性を痛感し、丹後電気株式会社を設立、現在の加悦小学校グランドの南側の地に発電所を建設し、明治44年、天満神社に初めて電灯の明かりが点りました。
またこの建物は、地区内で2番目の郵便局、その後「杉本医院」として医者をされていた場所でもあり、各時代で地域に貢献されていました。
外観と白壁
医者などをされていたこともあり、外観は何度か改修されたと考えられています。現在は美しい白壁が街道内で目を惹きます。
お地蔵様と白い花
杉本家住宅の向かって右隣にはお地蔵様。その後ろを流れる小川には、季節によってバイカモに良く似た小さく白い花が咲きます。