与謝野町観光協会 与謝野日々是

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ヨサヲとミヤコの往復書簡 京都に憧れる与謝野のヨサヲ。与謝野に憧れる京都のミヤコ。往復する2つの想いは、ただの雑感? それとも…。
与謝野「ファン光」ロゲイニング、21日開催! 令和2年11月18日

ミヤコさん

 京都はもうクリスマス?コロナ禍の一年でもいつものようにクリスマスはやってきますね。巣ごもりが加速した1年、今年のクリスマスは乾いた空気に輝くイルミネーションの下ではなく、あったかい屋根の下なんでしょうね。

 クリスマスの前に、与謝野町では今年最後のフィールドイベントを行います。
 与謝野「ファン光」ロゲイニング。決まった時間(3時間)以内に、町中に点在するフォトポイントを巡り写真を撮って、そのフォトポイントの総合得点を競うフィールド競技です。
 この9月、ホップレンジャーのご縁で富山市のロゲイニングに参加し、「これは与謝野でやれる!」と9月末から着手、年内開催目標で大慌てで設計し、実施にこぎつけました。ゲームクリエイトの方と何度も打合せ、与謝野を歩き回りフォトポイントの設定や得点決めなどまさに足で稼ぐ企画立案でした。
 こうして与謝野を歩き回ると、我が町も「結構、見どころあるなあ」とあらためて実感。天の橋立や伊根の舟屋のようなキラーコンテンツはないけれど、至る所に文化・歴史・伝統産業を知るポイントがあります。与謝野鉄幹・晶子の句碑、SLや鉄道跡、千年椿、そして丹後ちりめん等々。退屈しない3時間、きっと大人も子供の楽しめるのではないかと思っています。ゲームクリエイトの方からも、「与謝野はロゲイニングに向いている町」とのお褒めの言葉も頂戴しました。地形的にも勾配が多く、フィールド(田畑)面積が広いなども大事なロゲイニング要素なようで。紅葉のタイミングとは少しずれたものの開放感あるフィールドは、十分秋を楽しめます。
 町内の方はもちろん近隣6市町の皆さん、京都市からの参加の方など、まさにマイクロツーリズムイベント。

 実は、京都市でもロゲイニングは開催されています。京都のロゲイニングってとてもワクワクしますね。きっとフォトポイントすべてが歴史・文化的意味を持つ日本史に出てくるようなスポットばかりなんでしょうね。碁盤の目の道もなにやら迷路感があって楽しそう。絶対、外国人受けしますよ。
 やはり、京都はすごい。なににつけても与謝野の上を行きます。

 唯一、与謝野ロゲイニングは田んぼ道や山道を歩きます。(もちろんコンクリート道路もありますが)フィールドとは、やっぱり土のにおいがしないとね。このフィールド感は京都に負けへん!

 ミヤコさんも、いつかぜひ参加してね。

ヨサヲ
求めているものあらば、人は出かける! 令和2年11月18日

ヨサヲさま

 遠野への旅、ホップ同様、大収穫があったようですね!「ビアツーリズム」という名称もカッコいいです。コロナ禍で近隣旅行の「マイクロツーリズム」が注目されていますが、さらに一歩進んだ明確なコンセプト。ステキな看板を掲げた地域おこしに、熱意を持った人々が集まるのも理解できます。

 結局は人、とのヨサヲさんの再確認。私も遠野で実感した記憶があります。
 馬と同居する曲がり家民宿に泊まり、座敷童や河童、オシラサマなどを訪ね歩いた時のこと。広がる風景は決して特異ではなく、よくある日本の風景であることに気づきました。もちろん、たびたび飢饉に遭った東北の寒村と他では環境も違い、圧倒的な自然の厳しさが亡き子を童神に見立てる民話につながった面もあるでしょう。けれども、やはり、本州に似た風景はたくさんあります。
 では何が違うのか。私は「遠野には物語を伝えた人がいた」のだと思うのです。
 まず、地域の口伝に価値を見出して蒐集した佐々木喜善という人がいた。そして、佐々木の話を整理して、世に知らしめた柳田がいた。だから「遠野物語」は残ったのでしょう。どんなに素晴らしい潜在力が地域にあろうと、結局は人。人がいなければ宝の持ち腐れで、忘れられて消えてしまう。発掘して新しい価値を与えたり、地域にフィットした新機軸を生むのは、やっぱり「人の存在」だと気づいたのです。

 さらに「交通アクセスがよくない」は、決してデメリットではありません。
 確かに遠野はその名の通り遠かった。花巻からJR釜石線で単線をコトコト約1時間。しかし、この1時間が日常からの切り替え装置に働くのです。
 たとえば、私の家の近くの京都コンサートホール(京都市左京区)。エントランスからホールまで、わざわざ遠回りして螺旋のスロープを歩かねばなりません。日常から、音楽を楽しむという非日常への助走路、という狙いです。
 どっぷりと何かを楽しむには、小休止やブランクになる距離感が大切なのだと思います。家の中が即座に職場や会議室になるコロナ禍の便利な現代だからこそ、リアルな体験には、適当な距離や手間が必要です。与謝野をはじめとする京丹後、関西の都市部と絶妙な距離感と思いませんか。素晴らしい!

 与謝野は絶妙な距離ですが、たとえそれ以上に遠くても、遠いからダメということもありません。
 私は数年前にスコットランド東北部にあるエコビレッジに短期留学したのですが、めちゃくちゃ不便な辺境の地に世界中から人が集まっていることに心底驚きました。人は求めているものがあれば、どんなに遠くても出かけいくのでしょう。1度行けば、心の距離も縮まり、いつでも行ける気がするし!

 さて、アクションとアクションの間に適切なブランクが必要、との考えは日常生活にもいえますよね。日々を大切に生きるためにも。
 なのに、先月末のハロウィンを終えた街の装飾は、もうクリスマス(写真)。追い立てられて、月日の過ぎる速さに身体も記憶も付いていけません。どうしよう!

ミヤコ
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