ミヤコ様
12月になりました。今年もあとひと月で終わります。コロナに始まりコロナに終わる一年でしたね。
昨年の今頃は東京オリンピック・パラリンピックを核とした数々のイベントが目白押し、4000万人という想像もできない数の海外からの観光客が日本を訪れ、地球上でもっと元気で華やかな国になることにわくわくしながら楽しみにしていたのに。コロナが地球上のすべてを覆ってしまいました。
あらためて、ほんとうに何が起こるかわからないですね。
そんなコロナ禍の一年の最初で最後のイベント、与謝野「ファン光」ロゲイニングを11月21日に実施、無事終了しました。当日を迎える2,3日前まで開催が危ぶまれましたが、3密を避けたアウトドアイベントであること、細心の注意を払いながらの運営を心掛けることで開催が決定しました。当日は、小雨がぱらつく、気温の低いあいにくの天候でしたが、ひとりのキャンセルもなく約30組100名の方にご参加頂きました。あらためてお礼申し上げます。
9時より、順々にチームで出発時刻の写真を撮って、いざ出陣。各チーム、スタートするな否や、それぞれのコース戦略の方向に歩き出す様子を見るに、想像以上に多方面に。私も1時間半後、車でフォトスポットを巡りましたが、不思議なくらい皆さんに出会うことがなく。時折出会う皆さんに声援をかけると少々お疲れ気分の中、みんな笑顔。12時近くになり、道の駅へ各チームが戻ってきました。へとへとな40代男性もいれば、終始笑顔のファミリーも。夕方にLINEで送られてきた写真の中から、フォトジェニック賞(フォトポイントでのインスタ映えする写真)をスタッフで選出。参加者チームのいろんなポーズ、表情がなんとも素敵でした。結局5点を選ぶ予定があまりに楽しい写真が多く、10点の選出に。書簡の写真は、その中でも極めて楽しさがにじみ出ているファミリーチーム。(ご本人の許可を取って掲載しています。)普通なら3人の子供抱えているため参加を見送るような家族事情のはずですが、アウトドアキャリーに子供乗せての参加。鉄道駅名看板を背景にキャリーに子供を積んだ絵は電車をイメージさせ、もう見事というしかない!ハンディを見事チャンスに変えました。こんなファミリーをはじめ、自分たちで楽しむ術をもったチームの写真は、ほんとフォトジェニックでした。
アンケートの結果も、皆さん楽しんで頂いたことがよく伝わってきました。また与謝野町らしさを体験して頂けたようで、実施できてほんとに良かった。2か月間の凝縮した準備作業の甲斐がありました。
あっ、実は一番人気だったフォトポイントは、大根堀り。ウォーク体験の中の野菜堀り体験。競技というよりゲーム。こうした面白いアイディア体験が、とてもウケルことがわかりました。
ロゲイニング、withコロナにおける体験コンテンツとしてきっと今後増々人気になる予感がします。
次回は、4月の桜の季節に開催を計画。今回のアンケートを反映して、エンタテイメント性をパワーアップして開催したいと思います。
ミヤコさん、次回はぜひご参加を!
ヨサヲさま
もう、感心しきりです!ヨサヲさんが富山のロゲイニングに初参加したのは、つい数ヶ月前のこと。「面白い!」と感じたら即、アクション。この聞き慣れぬイベントとはなんぞや?から周囲を説得し、そしてコロナ禍もあって、実現にこぎつけるまで苦労の連続だったでしょう。
しかし、きっと大きな成果があったはず。「ファン光」ロゲイニングで里を探訪された方々は、与謝野の魅力を存分に発見されたはず。そして、1人1人が与謝野アンバサダーに。すてきですね!
千年椿、与謝野鉄幹・晶子、丹後ちりめん、加悦鉄道…。フォトポイントを羅列しただけで、与謝野の多彩な歴史を感じます。馥郁たる薫り。なんだかとっても上品です。
3連休は京都も再び満杯で、紅葉の名所は終日、長蛇の列でした。ここまで人が多いと、まるで街中に飛び交うウイルスが見えるよう。観光地には近づかないようにしましたが、そこで暮らしている人もいるからなあ。来週あたり、市内はどうなっているのか、とドキドキです。
不安を抱えつつ、まちは師走へと一直線。もうすぐ顔見世興行の「まねき」も上がります。
私は流行をかじってみようと、顔見世前の南座で開かれた「鬼滅の刃×京都南座 歌舞伎ノ館」に出かけてみました。こちらはコロナ対策で入場制限があり、ネットで整理券を取るシステムです。(観光寺院もそうすればいいのにね)。
さて、今年最大のヒット作と歌舞伎のコラボ。
確かに「鬼に家族を殺された主人公が妹を救うため戦いに挑む」というストーリーと歌舞伎は相性が良さそう。これまで「ワンピース」「風の谷のナウシカ」なども歌舞伎化されています。
けれども今回は「舞台化は時間かかるし、早く便乗しちゃおう!」感あり。内容は「歌舞伎扮装をしたアニメの特製パネル」と「登場人物と似た歌舞伎の役柄の衣装展示」が中心でした。
とはいえ、写真や動画を撮る人、グッズ全種類を購入する人などで会場は大盛況。舞台上でパネルと記念撮影できるコーナーもあり、足を踏み入れようとすると「お客様のチケットでは…」とやんわり制止されました。そう、チケットは「舞台入場+コラボ八ツ橋」の4500円から、「ロビー展のみ」の1200円まで細かく4区分に分かれていたのでした。いやはや。
顔見世といえば、上方歌舞伎の重鎮・坂田藤十郎さんが先日、亡くなられました。しっとりとした和事の第一人者であり、「曽根崎心中」のお初をはじめ当たり役は数知れません。昨年の顔見世が最後の舞台だったそうです。
藤十郎さんは、京都市生まれの生粋の京都人です。現在では「上方歌舞伎」の継承者といえども、若い役者は大半が東京生まれでしょう。古臭い言い回しですが、やっぱり上方の俳優は「鴨川の水で産湯をつかって」ほしいなあ。
今年は「坂田藤十郎」のまねきが上がらぬ、ちょっと寂しい師走の幕開け。ともあれ、コロナで公演中断がないことを祈らずにはおれません。