ヨサヲさま
なんてキュート!写真から幸せ感あふれます。同時に、「ら~ら~ら~」と小田和正の声も聞こえてきそう。ヨサヲさんは、言葉にできない親子の思い出もプロデュースしたのですね。大根抜きも面白そう。なるほど、「風景、キレイ…」だけでは心もとない。土まみれで笑い合うアクションがあって、記憶もしっかり定着です。
当たり前のことに気づきました。これまで私が参加してきた大小さまざまなイベントは駆け回って準備してきた「人」があってのことだと。「こんなのいいよね」だけでは実現しない。駆け回ってくれたヨサヲさんのような存在なしには思い出もないのだと。
いっぱい苦労があったと思いますが、参加した100人がアンバサダーとなり、口コミで与謝野の魅力を方々で伝えてくれるはず。間違いないですよ!大成功だ!
いろんな意味で歴史に残る2020年が暮れていきますね。
ワクチン接種開始の便りは届きつつ、まだまだコロナ禍の先行きは見通せません。とはいえ、京都の観光名所は、例年並みの人の波でした。(正直、「勘弁して」と思った市民は多いはずです)。
連休を息をひそめてやり過ごした後、先日、久しぶりに鹿苑寺(金閣寺)に出かけてみました。普段は混んでいる超人気寺院ですが、杮(こけら)葺の吹き替えで金閣が見えず、今年は静か。境内には「普段はこんなです」という大パネルがあり、観光客が悔しそうに覆われた金閣を写真に撮っていました。
金閣訪問を思い立ったのは、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で三島由紀夫が自決して半世紀のメモリアルとなる最近、三島に関するちょっとしたブームが起きているからです。
川端康成との確執や東大全共闘の学生との対話、自衛隊への決起呼びかけとその失敗。さまざまな切り口で、生き急いだ天才の実像に迫ろうとする特集が放映されました。書店にはコーナーがつくられ、傾倒する若い俳優たちが新しい解釈で三島の戯曲を舞台化もしています。
市川雷蔵主演で映画化もされた「金閣寺」は自決の14年も前に書かれていますが、俗なるものへの憎悪や美との心中ともいえる炎上など、不穏な予兆をはらんで興味が尽きません。
こんな理由もあって軽い気持ちで訪ねたのですが、これが大正解。
平日の午後4時前。鏡湖池に西日が差し、名残の紅葉が静かな境内に揺れていました。方丈、書院の優美な姿。滝の音に鳥の声。三島だけでなく、この世の美を尽くそうとした三代将軍・足利義満のまなざしが感じられるようで、思わず「これぞ京都や」と。
久しぶりに実感したふるさとの底力。ただし、皮肉なことに、人がいないからこその再発見でした。フクザツだなあ…。三島が存命なら、筆の力で、いまの京都をまるごと炎上させるかも。バスに揺られる帰路、つらつらと考えました。
ミヤコ様
12月になりました。今年もあとひと月で終わります。コロナに始まりコロナに終わる一年でしたね。
昨年の今頃は東京オリンピック・パラリンピックを核とした数々のイベントが目白押し、4000万人という想像もできない数の海外からの観光客が日本を訪れ、地球上でもっと元気で華やかな国になることにわくわくしながら楽しみにしていたのに。コロナが地球上のすべてを覆ってしまいました。
あらためて、ほんとうに何が起こるかわからないですね。
そんなコロナ禍の一年の最初で最後のイベント、与謝野「ファン光」ロゲイニングを11月21日に実施、無事終了しました。当日を迎える2,3日前まで開催が危ぶまれましたが、3密を避けたアウトドアイベントであること、細心の注意を払いながらの運営を心掛けることで開催が決定しました。当日は、小雨がぱらつく、気温の低いあいにくの天候でしたが、ひとりのキャンセルもなく約30組100名の方にご参加頂きました。あらためてお礼申し上げます。
9時より、順々にチームで出発時刻の写真を撮って、いざ出陣。各チーム、スタートするな否や、それぞれのコース戦略の方向に歩き出す様子を見るに、想像以上に多方面に。私も1時間半後、車でフォトスポットを巡りましたが、不思議なくらい皆さんに出会うことがなく。時折出会う皆さんに声援をかけると少々お疲れ気分の中、みんな笑顔。12時近くになり、道の駅へ各チームが戻ってきました。へとへとな40代男性もいれば、終始笑顔のファミリーも。夕方にLINEで送られてきた写真の中から、フォトジェニック賞(フォトポイントでのインスタ映えする写真)をスタッフで選出。参加者チームのいろんなポーズ、表情がなんとも素敵でした。結局5点を選ぶ予定があまりに楽しい写真が多く、10点の選出に。書簡の写真は、その中でも極めて楽しさがにじみ出ているファミリーチーム。(ご本人の許可を取って掲載しています。)普通なら3人の子供抱えているため参加を見送るような家族事情のはずですが、アウトドアキャリーに子供乗せての参加。鉄道駅名看板を背景にキャリーに子供を積んだ絵は電車をイメージさせ、もう見事というしかない!ハンディを見事チャンスに変えました。こんなファミリーをはじめ、自分たちで楽しむ術をもったチームの写真は、ほんとフォトジェニックでした。
アンケートの結果も、皆さん楽しんで頂いたことがよく伝わってきました。また与謝野町らしさを体験して頂けたようで、実施できてほんとに良かった。2か月間の凝縮した準備作業の甲斐がありました。
あっ、実は一番人気だったフォトポイントは、大根堀り。ウォーク体験の中の野菜堀り体験。競技というよりゲーム。こうした面白いアイディア体験が、とてもウケルことがわかりました。
ロゲイニング、withコロナにおける体験コンテンツとしてきっと今後増々人気になる予感がします。
次回は、4月の桜の季節に開催を計画。今回のアンケートを反映して、エンタテイメント性をパワーアップして開催したいと思います。
ミヤコさん、次回はぜひご参加を!