新年、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
1年前の今頃、2020年がこんな年になるとは誰も予想できなかったですよね。夏の東京オリンピック・パラリンピックの開催で世界中から来られた皆さんと国家的お祭りに熱狂し、夢と希望に溢れる最高の1年になると日本中の誰もが想像してました。このお祭りが2020年の軸となり日本中が盛り上がり経済飛躍の1年となり、この新年はオリンピックロスの空虚感と疲れで静かで平穏なスタートだったはずです。
が、この新年は同じ疲れでもコロナ疲れであり、静かといっても外出自粛という正反対の新年です。
今やコロナ感染者数が増加し続け、まさに「非常事態宣言」の発令寸前という状況です。どうやら、今年1年もこのコロナと付き合う不憫な生活が続きそうで、おめでとうございます、なんて言っておられないかもしれません。
ほんと、一刻も早い普段の生活に戻れることを切に望みます。このままじゃ、あまりに若い人が可哀そうでなりません。彼らの1年はオリンピック・パラリンピック選手、関係者の皆さんと同様、最も貴重な時間ですから。
さて、こうしたコロナと日々向き合いの中、1月3日に日本橋高島屋で「シーラ・クリフ×丹後ちりめん」のコラボイベントが開催されました。控えめなイベントにはなりましたが、シーラさんの初の京都でのトーク・ショーもあり、シーラさん、高島屋さん、事業者の皆さんに感謝でいっぱいです。本来なら新年の初売り、福袋の販売で館内中大盛況のはずでしょう。残念で、悔しいです。
本来、2020年は「丹後ちりめん創業300年」のイベント、PRの一年になる予定でした。が、それもままならず、この高島屋呉服売り場でのイベントも昨年10月頃に、多少に日本中が落ち着くことを想定しつつ突貫で企画したものでしたが、結果思うような状況になりませんでした。やはり少し残念な気持ちです。あらためて、悔しい!
あっ、新年早々、こんな後ろ向きの話、よくないですね。
気を取り直して、今年も頑張ります!コロナと向き合い、コロナと寄り添い、こういう状況だからこそ新たな発見や取り組みもあるかと思います。
ミヤコさん、今年も一年お付き合いください。今まで見たことのない景色を一緒に見ましょう!
ヨサヲさま
ZOOMは便利ですが、モノを決める時の和気あいあい感がないですよね。
先日、地元商店街の会議でエコバッグを作ることになり、リモートで会議。対面なら、「コレのどこがいいのん?」「ダサくない?」など、かなり厳しいダメ出しも場の雰囲気をはかりながら柔らかい口調で伝えられるけれど、リモートはそのあたりが不安。結局、画面共有で示されたプランを投票でパパっと決めた。味気ないです。
テレビを見ていたら「ブラジルでカポエラ習った。リモートで」「ネットで恋人できた。リモートで親に紹介した」みたいなコマーシャルをやってました。そんなんで人生、面白い?
若い人は今年をどう捉えたの?と問うと、「オトナは『ことしは我慢』とか『また来年がある』って言うけれど、僕らに次はない」と返ってきました。夏には甲子園大会中止がクローズアップされましたが、球児だけではなく、毎年違った体験をすべき若者にとって、2020年はやはり「失われた年」。集まって騒ぐのも青春、の大学生にとっても不自由極まりない1年でした。
話していると、ある学生が流行りの「香水」の替え歌を即興で歌ってびっくり。
〽2月にいきなりさ コロナが日本に来たとNews
菌とはもう何年くらいも縁がないのになんでやねん
去年の僕たちはさ 旅行も飲み会も行ってた
大人数で遊びに行ってはSNSに上げたね
でも見てよ今の世界 ソロになった遊び
学校の授業 それにミーティング 全部ZOOMになっちゃった
別に人は求めてないけど ずっと独りじゃさすがに寂しい
アベノマスク使わずに捨てた 全部コロナのせいだよ~
オリジナルの「君とは」を「菌とは」に変えていたり、ちょっと斜めに日々の実感を歌っていて秀逸でした。転んでもただで起きない彼らには、来る2021年への希望を感じました。
さて、それなりに人が出ている師走の京都の繁華街ですが、クリスマスの飾りは地味な印象です。
「あ、ことしツリーないやん!」。
たとえば京都駅。エスカレーターを降りて周囲を見渡したカップルも残念そう。三密を避けるため、名物の大階段前の巨大ツリーは今年はなし。代わりに、階段の電飾で、プロジェクション・マッピング的な映像を流していました。雪が降ったり、ツリーやサンタが映し出されて楽しいのですが、最初と最後はやっぱりコレ(写真)。
ちょっと、ため息。「アニメを見る時は離れてね!」「決して真似しないでください」といった、テレビでよく見る、アリバイ的に付けられたコピーにすら思えてきました。
来年はどんな言葉が現れ、使い倒されていくのでしょうね。