与謝野町観光協会 与謝野日々是

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ヨサヲとミヤコの往復書簡 京都に憧れる与謝野のヨサヲ。与謝野に憧れる京都のミヤコ。往復する2つの想いは、ただの雑感? それとも…。
春近し、雛祭近し。 平成31年2月26日

ミヤコ様

 前回のお便りに少し触れたように、今年は雪が降りません。スノーシューが季節外れに感じるくらいなとても陽気な天候です。春近し、です。
 京都も春がまじかですね。満開の紅梅の京都御苑、すばらしい。一足早い京都の姿にうっとりします。

 こちらは、目下3月2日からのちりめん街道での「ひなめぐり」イベント準備に大忙しです。ちりめん街道沿いのお宅では、雛飾りの準備が始まりました。
今年は3月2日からの10日までの9日間。この街道に、「明治」「大正」「昭和」の雛が並びます。年号の雛が並ぶという意味では「平成の雛」も今年が最後、最近キーワードになっている「平成最後」、の雛壇です。来年からは「○○の雛」が一番新しい雛壇になります。
 雛祭とは、「桃の節句」と呼ばれ、女子の健やかな成長を祈る節句の年中行事、とWikiに記されています。しかしながら昨今の女性は、健やかな成長どころか、世界を相手に大活躍。テニスの大坂なおみ選手をはじめ、JRAの藤田菜七子ジョッキー、フィギアスケートの紀平梨花選手など若手の女性の活躍が目覚ましく。なんとも頼もしいばかりです。
 そんな時代にあってか、ちりめん街道の「ひなめぐり」もイベントに工夫を凝らし、3日には京都市から入柿友香さんを迎え、もっともっと着物を日常から気楽に楽しむことについて講演して頂く予定です。若い方にぜひ聞いてもらいたいです。また、昨年はイラスト柄の着物を作りましたが、今年は帯を作成。伝統や文化を継承しつつも、よりカジュアルにより大胆に今の時代の元気な女性に合致した着物の提案です。先週の京都新聞に京都の女性図案家、川原マリアさんが紹介されていました。着物にサングラスとブーツ、着物に白いベールなど。目指す方向として勉強になります。

 絹からSILKへ。着物からKIMONOへ。ちりめんからCHIRIMENへ。
昨今の女性に負けじと、この町もグローバルで勝負をかける思いです。

ヨサヲ
自然相手の体験は、想定外を楽しむべし! 平成31年2月26日

ヨサヲさま

 スノーシューのたよりにワクワクしました。
 私は雪山が大好き。大学時代は地元のスキークラブで滑りまくっていました。当時ブームだった「おしゃれ女子スキー」とは違い、リフトの営業前から「ハの字」で雪山を登っていくような体育会系スキーでしたが、滑降以上に好きだったのは、まるで自分がウサギやキツネになったように楽しい林間コースのハイキングです。
 しかし、社会人になってからスキーで怪我、激しいスポーツはできなくなってしまいました。そんな時に「スノーシュー」を知り、10年ほど前、滋賀県で体験しました。ザクザクと林間を歩き、「私にも楽しめる雪山スポーツがある!」と嬉しくなりました。
 名所を巡るだけの観光ではなく、その場所でしかできない体験こそ、思い出に残ります。日本人だけでなく、粉雪にも歓声を上げるアジア圏の旅行者などにも、スノーシューは忘れ難いステキな旅になるでしょうね。ポテンシャル高し、です!

 イベント前に降雪があり、良かったですね。京都市内も今冬は、積もる程の雪はなさそう。雪は不便だけれど、雪がないのは少し寂しい。都会住まいでも、雪の朝のあの静けさ、年に数度は味わってみたい。どう考えても、年々減っています。
 近年、季節の進み具合がよくわかりません。何が「平年・例年並み」なのか、予測が立てにくいと思いませんか?
 イベントの設定には頭を悩ませておられるでしょう。これからは「花」でしょうか。つぼみばかりの梅園にお琴のBGMが流れていたり、散り終わった頃に桜まつりがあったり。こんな時代、いちゃもんつけるモンスター観光客もいるかもしれないし。自然を体感するイベントは、参加者側も予測通りにいかないことも面白がる心で臨みたいです。

 写真は京都御苑の満開の紅梅です。蛤御門の南、皇宮警察前に桃園と梅園があります。
 市内の梅は北野天満宮や城南宮などが有名ですが、御苑の梅もいいですよ。白梅はまだつぼみでした。帰りは、通り向かいの虎屋さんに寄り、紅梅をそのまま映したようなお菓子をいただき、早春散歩を締めくくりました。

ミヤコ
与謝野町観光協会 会員企業
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