ヨサヲさま
ようやく「令和」も落ち着いてきましたね。連休中も、出掛けた先には多くの人が働いていて、家で宅配を頼めばすぐに運んでくれるドライバーもいて、世の中の休みは均等でないな、と感じました。休暇の恩恵、もっと行き渡ってほしいな。メディアもそろそろ、「長期休暇はヨーロッパへ」的な空港コメントや、ついでにいえば「官公庁のボーナスいくら!」的な定番風物モノは見直した方がいい。そんな人ばかりじゃないですよね。
私もヨサヲさんが提案されているように、中小や自営業でも設定しやすい中規模の休暇を増やし、地域の魅力を発見する旅行は大賛成!地図を広げて「このあたり未踏だな」「ここらも米がうまそうだ」と、地元観光協会のHPを参考にあちこち出掛けたいです。
京都に住んでいうのも何ですが、日本のみなさん、もっと有名観光地以外のすてきな場所、探しましょうよ!
そう、10連休の京都は壮絶な混みっぷりでした。
知人が仕事でバスに乗車。とたんに「しまった」と思ったそうです。バスは仕事先の美術館へ至るまでに金閣寺脇を通るのです。懸念は的中。まず、大通りから金閣寺への取り付け道路に入る交差点で約20分、さらに、駐車場待ちの車が道を塞いで立ち往生し、数百mを進むのに30分。車内では「降りたい」という声もあがったそうです。
そりゃ金ぴかの建物は珍品ですが、薫風を感じてリフレッシュできる休暇の目的地はもっと他にあるはずです。
さて、私が強くお勧めする京都市内の連休中のイベントは、長い列を並ばねばならない有名観光地や非公開寺院の文化財公開ではなく、円山公園の野外公演です。「最後の大道芸人」ギリヤーク尼崎さんが毎年5月初旬、京都で踊るのです。88歳と高齢で正直年々辛そうですが、亡き母親や災害・事件の被害者を悼んで踊る「念仏じょんがら」は鬼気迫る、まさに生ける伝説。地元はもちろん全国からファンが集まり、「今年も見られた」と生き仏を見るような異様な熱気に包まれます。
来年はぜひ、ヨサヲさんも。薫風の中の長老アングラ、見に来てください。渋い!
ミヤコ様
平成から令和へのバトンタッチのGW10連休を終え、いつもの日常に戻っています。
ミヤコさん、この10連休、いかがお過ごしでしたでしょうか。
こちらは、おかげさまで、10連休を利用した観光地巡りのお客様の来町で日々忙しい毎日でした。ミヤコさんのご存じの天の橋立から伊根方面への道は大渋滞でお客様に大変ご迷惑をおかけしたようです。(こちらにとってはたいへんありがたいことでしたが。)
私もこの休み期間に福井県勝山市や滋賀県小浜市、長浜市を訪れ観光客気分を味わいました。どうやら、日本中の観光地に人が溢れ、特に地方には今までにはない数の人が押し寄せたようです。地方にとってはなんともうれしい悲鳴で、経済的にも少し潤った感じがします。
さすがに、10日間(必ずしもすべての生活者が10連休ではないでしょうが)も休みが続くと、誰しもどこか出かけたくなるのは想像がつきます。
明確な目的地や旅行目的があるわけではなく、どこかふらっと出かけてみたくなる、そんな気分なんでしょう。無目的の旅とでもいいましょうか、日常から離れるのが目的の旅って感じですね。
案外、地方への集客の答えの一つがここにあるように思います。
週2日の休みだと休み明けからの日常を考えるとなかなか旅行気分にならないけれど、4日くらいの休みがあれば1泊2日の旅行はそれほど苦じゃない。日帰り旅行だと2回は行ける。片道4,5時間の移動でも4日間の休みなら1日くらいトライしてもいいかなと思えてくるもので。
3か月に1回、年4回の4連休、国の政策や会社の取組があっていいんじゃないかと。
そうなると、年末年始・GW・お盆・シルバーウィークの4つに加え、4連休が4回という中・大型休暇で、「出かける」ことへのハードルが一気に下がるように思います。
地域の魅力ある観光化推進も大事なことですが、そもそものお客様側の都合(出かける環境づくり)がもっと大事なことではないかな。
10連休の最中、ずっと頭に浮かんでいたことです。(笑)
何はともあれ、令和にGO!