ミュージックサプリ
2018.07.28

夏。今年は日本各地で最高気温の更新が記録されましたが、この季節は子供たちの姿を屋外でもっとも見かける時ではないでしょうか。都会でも田舎でも、夏休みという期間は様々な体験を通じて子供たちが大きく成長を遂げます。2018年7月に公開された細田守監督のアニメ映画『未来のミライ』は、甘えん坊の4歳児の兄と未来からやってきた彼の妹との冒険を描いた作品で、幼い頃の母との不思議な体験や父の面影を宿す青年との出会いなど、時をこえた家族の物語へと旅立つことで4歳児の男の子が成長するストーリーです。この映画の主題歌を手掛けたのはシンガー・ソングライターの山下達郎。1980年代にはキラキラしたサウンドで当時の若者に大きく支持された山下達郎も、いまでは65歳。それでもほぼ毎年50本前後のホール・ツアーを敢行するパワフルさで、今年はデビュー45周年。『未来のミライ』のオープニングテーマ「ミライのテーマ」は、生まれてきた赤ちゃんを通じて、“マシュマロ”より“マドレーヌ”より“やわらかな(赤ちゃんの)くちびる”を通じて、“未来”を感じ取る父親の心情が独特のヤマタツ・メロディにのって歌われています。歌詞に出てくる“まだ何も描かれていない真っ白な画用紙”に象徴される子供の純粋無垢さは、大人に未来への希望を感じさせてくれます。
どんな子供たちにも、夏休みは訪れます。彼らの笑顔を守ってやることが、我々大人の大切な役割ではないでしょうか。

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