上高地か、いいな! 私も数年前にトレイルし、まだ雪を頂いた夏の山々、青空を映す渓流に惚れました。上高地の魅力にいち早く気づき、世界に紹介したのはウェルトンという宣教師さん。いま、与謝野では「ALT Eyes」がその役割を果たしていますね。情感あふれる写真とともに、多くの方を丹後へと誘うことでしょう。大江山「酒呑童子」連峰トレイルも趣ありそう!
さて、蛍から「ホテル」じゃなくて、「火照る」と受けて、猛暑が続く汗だくの京都市内からお便りします。街がアツいのは祭りシーズンが到来したためでも。昨日あたりから祇園祭の鉾立てが始まりました。
実はわたしは四条河原町に近い、山鉾町の商家生まれ。八坂神社の祭神が祇園祭の期間中鎮座される「御旅所」の向かいで育ちました。祖父はこれが自慢(というか少々鼻にかけ)、電話を掛ける時など「お旅の●●どす」と名乗っていた記憶があります。
こどもにとっては自慢どころか、遊び場所が少ない都会暮らしはストレスばかりですが、祭りの時だけは別。宵の駒形提灯はきれいだし、お囃子のBGMも心地良くて。
そして巡行当日。まちを祓い清めつつ山鉾が練ります。詳しく述べると年齢がバレますが、私が実家の2階から眺めていた頃は、まだ粽投げがありました。辻回しの順番を待って目の前で停まった鉾に、「ちまき放って!」と声を掛けると、家の中にびゅんびゅんと粽が飛び込んできたものです。眼下では鉾を囲んだ人波が、粽を求めて大きく左右に揺れていました。
粽投げがなくなって久しく、観衆も歩道から見守るだけ。中止は事故がきっかけで危険回避はわかるけれど、今ではただの山鉾パレードみたい‥。ことしも迎えられたことを喜びつつ、少々の寂しさも覚える祭りの日々です。
京都で「ほたる」なんて、驚きです!京都は「ほてる」とばっか思ってました。(笑)
東山三条白川橋、ここは相当な京都通じゃないとわかりませんね。知恩院からも三条京阪からもそう遠くはないようですが、各々からは、蹴上のウエスティン都ホテルの宿泊が目的ですね。まさに、「ほたる」じゃなく、「ほてる」。
訪日客で溢れる京都市内、このような市内で鑑賞できる蛍(=ディープな京都の楽しみ方、しかも期間限定)は、市民の楽しみとしてこっそり大切にしたいものですね。
光秀の首塚も驚きです。ここまで知れば、京都検定1級いけるかも!です。
話は変わりますが、先日、梅雨、蛍の季節から抜け出し「上高地」に行ってきました。天候が危ぶまれましたが、なんとか曇り時々小雨で、一足早い避暑地感を満喫してきました。何度訪れても、日本人の自分が、「こんなところあったんや!」と驚きます。(訪れたことないですが、ヨーロッパ・アルプスの景観ですね。)
さすが、「神・降・地」光秀どころじゃない、神の降りた地です。
訪日客の観光スポットには、必ず京都の名所が連なりますが、この地は上位にランキングされてません。上高地でも訪日客を見かけましたが、京都に比べれば圧倒的に少ない。正直、日本人の楽しみとしてこっそり大切にしたい。ですが、近いうちに必ず上位に入ってくると思いますよ。行くなら、今です!
併せて、与謝野町の大江山連峰もトレイルが楽しめる時期。来るなら、今です!