ヨサヲとミヤコの往復書簡 京都に憧れる与謝野のヨサヲ。与謝野に憧れる京都のミヤコ。往復する2つの想いは、ただの雑感? それとも…。
文化財は使ってナンボ? 令和元年8月28日

ヨサヲさま

 ふるさとから送り出した「わが子」が京都市内で頑張っている姿に立ち会い、人々の笑顔の中心にいる場面を味わえるなんて、きっと格別だったことでしょう。親善大使って、人だけじゃないですね。そんな逸品を持てるヨサヲさんや与謝野の方々は幸せです。ホップでポップな夜に乾杯!
 ぜひ、ビール以外の「ふるさと選手」の情報もください。私も与謝野応援団のはしくれとして、活躍を目撃&旗振りに出掛けます。

 さて、私は夏の締めくくりの夜、下鴨神社(左京区)で開催中のチームラボのイベントに行ってきました。東京お台場の常設展「ボーダレス」が大人気ですよね。チームラボは東京や海外(中国・深圳など)での大掛かりなプロジェクト以外に、全国各地で小規模の「出前イベント」を数多く手がけていて、そのひとつです。
 かなり混雑している、と聞いていたので、平日、それもクローズ間近の午後9時過ぎに行ったのですが、境内は大晦日並みの人出でした。みなさん「アートを体験」というより、いわゆる「インスタ映え写真を撮りにきている」という感じかな。入場料は結構高い(1300円!週末は200円マシ)わりに作品は単調ですが、いわば記念撮影代と考えればお値打ちかもしれません。
 東京や海外のアーティストやイベンターにとって、京都で、それも世界遺産の神社仏閣で催しができるのは付加価値が高いのでしょう。

 この点で、いま「大成功」している、といわれるのが、過去にチームラボも展覧会をした国宝二条城(中京区)です。二条城の所有者は実は京都市。和服にえびす顔の名物市長の懐刀的な人物が事務所長に就任して以降、いろんな試みを連打しています。
 たとえば、名物料亭で人気だった「朝がゆ」を非公開の香雲亭で提供したり、ウエディングや舞台公演に開放したり。これらが半世紀ぶりの入場者アップにつながり、昨年には自治体としては初めて「ベスト・プロデュース賞」に輝いています。
  「文化財は使ってナンボ!」「もっと活用せよ」「稼げ!」と京都市にハッパを掛けているのが、有名なデビッド・アトキンソン氏。アナリスト出身で現在は文化財修復会社の経営者で、確か政府観光局の顧問も務めているはず‥。
 二条城では来月、東京以外では初めての国際的な美術見本市「アートフェア」が開かれます。
 知人の地元新聞の美術記者によると、電通の担当者が「京都でこんなにすごいイベントをするなんて前代未聞。当然取材しますよね」と広報にきたそうで、「正直、気に食わなかった」と申しておりました。
 そうなんだよね・・・。私も実は、「文化財は使ってナンボ」「地元でなくて東京、いや海外目線でイベントを企画せよ」という最近の風潮、なんか気に入らないんです。
 ヨサヲさん、どう思われますか?

ミヤコ
京都、ポップなホップな夜 令和元年8月28日

ミヤコ様

 先日はありがとうございました。久しぶりにお会いして楽しくもありうれしくもあり、とても気持ちの良い時間でした。お店も素敵でした。なんとも心地よい空間。周りの若いファミリーやカップルも笑顔が絶えず、会話が弾んでいました。あらためて、北山はいいなあ。 とってもブリリアントな午後でした。

 その後、所用を済まして、富小路通りの錦市場を北に上がったところの「SVB(スプリングバレーブルワリー京都)へ行きました。ここでは与謝野町産ホップを使ったクラフトビールがあり、今回はラッキーにも飲めることに。クラフトビール独特のビターな感じと独特のフルーティー感がミックスされ、なんとも美味しかったですよ。いつも会社の行き帰りに見ているホップ農園のホップが使われているなんて、ちょっと嬉しい、ちょっと自慢。
 一緒に出てきた料理もこれまた美味しく。話も弾んで、「もう一件、行きましょう!」ということになり、今度は七条高瀬川の「京都ビアラボ」へ。こちらはSVBをクラフトビールレストランとすれば、クラフトビアカフェって感じで、これまた居心地が良くて。メニュー表は、壁の黒板に書かれスタバメニュー風。明るく爽やかで健康的な空間。ここで飲んだクラフトビールもこれまた美味い。

 数時間でクラフトビールの店2件。クラフトビールが流行っていることをしっかり実感しました。
 「まずはビール」「ジョッキで乾杯!」「イッキ、イッキ」の居酒屋ビールの無茶飲みが減少していることや、若者のビール離れ、日本酒離れは感じていたけど。代わってこんなにもクラフトビールが盛況とは。
◎おっさんが少ない。(ネクタイサラリーマンおやじがいない。)
◎女性が多い。(一人で飲んでいる女性も多い。)
◎店の空間が、ポップでオシャレ。
◎ワインバーのような気どりがない。
◎夜のしっとり感もない。
◎居酒屋でもなくバーでもなく、カフェ空間に近い。
気楽さとおしゃれさとスマートさをミックスしたような空間は、まさに令和時代の空間なのかな。
 昭和の居酒屋、平成のワイン、焼酎、ハイボールブームを経て、このクラフトビールブーム。
 与謝野ホップ体験イベントから1か月。あの楽しさの余韻が残っているところで、クラフトビール。
 大好きな京都で、与謝野ホップが飲めるとは。(、わが町が「今」を提供していることに、驚き。)

 ポップでホップな素敵な夜でした。

ヨサヲ