ひとりひとりの愛情が、雲岩の秋山を覚ます。

ことのはコラム秋たまくつヽじ花咲(さく)志(し)賀(が)の里(さと)  蕪村

 当町ゆかりの俳人、与謝蕪村が詠んだ俳句で、安永五年(一七七六)秋の一句です。「志賀の里」は現在の滋賀県大津市北部辺りのこと。
 つつじは秋の温暖な日に「返り咲き」「二度咲き」することがあり、中には毎年きまって春と秋に花を咲かせる個体もあるそうです。蕪村が出遭ったつつじは「たまたま」ですから例年のことではなく、思いがけず咲いたものでしょう。
 与謝野町が誇るつつじの名所、雲岩公園では四月に一斉に開花し、山全体をつつじ色に染め上げます。秋のライトアップを前に一斉清掃に入られた地元の皆さんの頭上に色付く紅葉の色は、まるで山のつつじがいっぺんに返り咲きしたかのよう?

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