July 17, 2019 Wed
Natasha’s diary 「美しい与謝野町 ありがとう!」

 4年前に与謝野町に来たとき、最初に感じたのは、「ふるさとバルバドスのサトウキビ畑の風景に似ている」というものでした。

 でも、バルバドスは山がないので、大江山の景色はびっくりするほどきれいでした。朝のさんぽでは、いろいろな神社に行きました。その静かな美しさを感じるのが好きでした。特に後藤神社の雰囲気が好きで、神社の方にあいさつするといつも素敵な笑顔を返してくれました。

 私は加悦奥に住んでいたので海が遠かったですが、岩滝方向に行くときは、阿蘇シーサイドパークでよく休憩していました。友だちと一緒にかわいいカエルをたくさん見つけたのもよい思い出です。

 この4年間、プライベートで私はたくさんの友だちを招待しました。友だちを呼ぶたびにいつもきまって行っていたのは、一字観公園です。そこからは、天橋立が見渡せ、壮大で美しい景色を見るたびに、自分たちがいかに小さいものか考えさせられました。

 このような美しい町で暮らすことができる自分の人生に感謝しようと思っていました。この町は、景色がきれいですが、何よりも丹後に暮らす人たちが一番素晴らしいと思います。春になるとタケノコや野菜を持ってきてくれるおばちゃん。祭りに行くとお酒をすすめてくれるおじちゃん。花見をしていると、だんごやお菓子をおすそわけしてくれる子どもたち。

 私の一番の思い出は、小学校の授業中、「バルバドスの料理を作るにはバナナの葉っぱがいるのだけど、与謝野町にはバナナの葉は、ないね」と話している途中で、突然一人の子どもが手をあげ、「ぼくの家でバナナを育てているから、持ってきてあげる!」と言ってくれたことです。その時は、本当のところ、間にうけていなかったのですが、2週間後、その学校に行くとその子がなんと巨大なバナナの葉っぱと青々としたバナナを持ってきてくれたのです。私はびっくりしただけでなく、私のために約束を守って行動してくれたその子どもをたくましく思い、そして、母国のなつかしい故郷の味をもたらしてくれたことをうれしく思いました。
 これからの人生で与謝野町のことを思い出すたびに、このような優しい思いやりのことを思い出すでしょう。バルバドスから来た私ですが、これから私の日本のふるさとは、与謝野町です。
ナターシャ・ハーパー

 

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このコラムを書いて頂いていた、与謝野町ALTのナターシャ先生とセバスチャン先生が、ALTの任期を終え本国へ帰国されます。

ナターシャ先生から、最後に英語ではなく、教え子たちに読めるようにと日本語でつづられたコラムです。

いつも元気なパワーに溢れていたナターシャ先生。ありがとうございました。

今後のご活躍をお祈りいたします!

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