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与謝野町ゆかりの歌人、与謝野晶子さんが昭和十五年春に天橋立を訪れた時に詠んだ歌です。 生涯で最後の旅となった丹後の地で、かつては亡き夫と共に見た風景を、晶子は隅々まで目に焼き付けようとしたのでしょうか。「春を送らんとする」この時季、晶子の視界には動画のような田支度の光景も広がっていたことでしょう。 美味しいお米が育つため、荒起こし、水を貼って代田掻き、そして田植え…あちこちで見られる光景を見送ると、与謝野町はすっかり夏の装いです。
協力 短歌と俳句の資料館 与謝野町立江山文庫