与謝野町観光協会 与謝野日々是

天橋立・与謝野の旅と体験
〈京都府〉与謝野町観光協会
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ヨサヲとミヤコの往復書簡 京都に憧れる与謝野のヨサヲ。与謝野に憧れる京都のミヤコ。往復する2つの想いは、ただの雑感? それとも…。
こんな時は、スイカ丸かじり、スカッと! 令和2年7月30日

ミヤコさん

 元立誠小学校跡地にホテルがオープン、いよいよ、そうなりましたか。
 大学生の頃、河原町通り裏手先斗町界隈で飲みふけり酔っぱらいながら、この元立誠小学校を見ては、「おいおい、なんでこんなところに小学校があるんや!」とみんなで声をあげていたのを思い出します。
 河原町通りの裏手や先斗町は夜の店ばかり、昼に訪れる理由もなく、元立誠小学校を見るのはいつも夜でしたし、いつも酔っぱらっていました。その後、閉校と聞き、いろいろ調べてみたら歴史的にも建築物的に価値ある小学校だったことを知りました。そして、このニュース。何とも言えないなあ。
 確かに、京都の町をうろつくと、閉校後の小学校の再利用の姿に思わず出くわします。今後ますます増えそうですね。出くわしたいのは、静かにたたずむお寺であって。あんまり喜べないなあ。

 そうですね、本来なら祇園祭りだったんですよね。先週来、またまたコロナ感染者が増えて気がかりな日が続いてます。第二波の兆候?いや来てる?日々新聞を見てながら、危惧しています。
 一方、スポーツ面では、プロ野球だったり、サッカーだったり、そして京都府の高校野球だったり、白熱した試合の様子が大きく写真で取り上取り上げられています。でも、観客はいないんだよな。ベンチから大声も張り上げることできないし。ベンチはみんなマスクしているし。
 政府のGO TOトラベルキャンペーンもスタートしました。最近の新聞広告では、キャンペーン値引きされた旅行代金が表示されています。でもお宿は5万件のキャンペーン登録想定に対して、まだ7000件ほどの登録しかないとのことらしい。大丈夫?
マスク不足は解消されているにも関わらず、あれだけ不評だったマスクがまた配布されるとも。
 いやいやいやいや、日本中が、混乱しているよぉ!!!

 そんなこんなで、この夏はさっぱりです。先日、むしゃくしゃ気分解消のため、夏の曲半日ずっとを聴いていました。聞いてた頃を思い出し、いかに今の状況が異常であるかを実感しました。
 半年もこんな生活をしていれば、この生活が日常となってしまいます。人間の適合能力の高さでしょうが、こんな生活に慣れることの異常さも感じます。

 ええいっ!というわけで、スカ丸かじり、そんな丹後の1日です。

ヨサヲ
京都の寂しい夏。祭りも店も… 令和2年7月30日

ヨサヲさん

 「農家のみなさんの地に足がついた自然相手の取り組みの『リアリティ』」「東京も京都もない。与謝野があるだけ」の言葉にうなり、本当にそうだと膝を打ちました。
 考えてみれば、京都も本来、そんなまちでした。
 もちろん、いまの京都への出発点は「江戸末期の荒廃と東京遷都」からの復興なので、当初は「アンチ東京」という意識があったかもしれません。しかし、首都とは違って「単なる一地方都市」の京都の変革は戦後も比較的スローだったし、各分野で活躍するユニークな京都学派の存在も市民に身近で、「東京と比べるのは、もうええわ」「京都はこれが個性やし」と独自路線のリアルなまちで、生活と観光を共存させてきたのです。
 それがいつの間にか、このありさま。良くも悪くも、クールジャパン、観光立国キャンペーンに乗って、アクセルを踏み続け、コンサルが描いた幻想を売り物にした結果でしょう。
 ヨサヲさんは「だった」と過去形にしてくださっているけれど、コロナ禍にあっても、今週は元立誠小学校跡地に東京の不動産会社が手掛けたホテルがオープンし、中心街の四条通でも、いくつかのホテルが建設中です。どうするんだ!わがふるさとよ。
 実は「京都からの撤退」はすでに始まっています。
 京都に観光客が押し寄せた数年前から、「外国の有名ブランドの京都出店」がちょっとしたブームでした。中には「近畿ではここだけ」「日本初出店は、京都」といったブランドもあり、「さすが京都」「ステイタス!」と言われたものです。
 たとえば、2016年10月に三条通にオープンしたフランス・パリのショコラショップ「ジャン=ポール・エヴァン」もその一つ。ブランドにとって「日本初の路面旗艦店」で、当時の記事には、茶道や和菓子など京都文化を敬愛するという代表の「伝統ある京都でパリの雰囲気を」というコメントも載っています。しかし先日、この店の今月限りの閉店が決まりました。たった4年で撤退です。
 もちろんコロナの影響もあるでしょう。しかし、「総合的な判断の結果」という当たり障りのない、しかし、前向き要素のないドライな撤退理由に、私は「京都の求心力、案外なかった」という本音を感じます。エヴァンのある三条通はハイカラな京都の代名詞ですが、実際に歩けば、テナントが撤退した空き店舗も多いことに気づきます。京都はますます、これから試練の時を迎えるでしょう。

 京都は本来なら祇園祭の真っ最中です。もちろん神社での祭礼は執行されていますが、大通りに山鉾がない夏の光景は本当にさみしい。
 鉾町近くで育った私は、この祭りを過去のいろいろな出来事と紐づけして記憶していることに気づきました。「5年前の祭りの時は何をしていた」「10年前は?」…。祇園祭が、私の人生の読点のような役割を果たしていたのでしょう。
 今回はクローズ間近なショップや鉾のない大通りの写真にするのも寂しいので、大丸京都店のフロントに飾られた祇園祭の「大きなミニチュア」を送ります。
 祭りの終わりは、疫神社の夏越祭。ことしは茅の輪、くぐらなくちゃ!

ミヤコ
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