こんにちは。ゆうみちゃんのコラムを読んで無性に浴衣を着てお祭りで綿あめを食べたくなった、うえのです。
大学進学で去年から福知山で暮らしているのですが、友達に誘われ今年の夏に初めて福知山音頭「ドッコイセ踊り」に挑戦しました。せっかくなので浴衣を着て。
この福知山のドッコイセ踊り、実は16手も振付があるのです。盆踊りでこんなに振付があるものは珍しいそうですよ。与謝野の盆踊りはどんな踊りがあるんでしょうか?
ドッコイセ祭りでは夜8時から踊りはじめ、10時ぐらいまでひたすら踊りまくります。いくつかの踊り連があり、それぞれの踊り方・流派的なものがあるようで、基本である16手の振付を少し崩したオリジナルの踊り方とお揃いの浴衣は「粋(いき)」を感じました。性別や体型が違っても、同じ装いができるというのは浴衣のいいところですね。みなさん本当に楽しそうに踊っていました。
初めて参加した私は2時間ぶっ続けで踊ったらヘトヘトになっていました(笑)しかし、ぶっ続けで踊りまくった達成感と一緒に踊った人たちとの一体感。これは癖になりそうです…。
ドッコイセまつりには、若者・こどもが対象の学生大会やこども大会があります。特に学生大会は、福知山の高校がそれぞれチームを作って踊りを競うというもので、高校生が友達と楽しみながら真剣にドッコイセ踊りを踊ります。男の子と女の子が並んで列になって踊っている学校もあって、勝手にキュンキュンしてしまいました。若いっていいなぁ。
みなさんは自分の地元の盆踊り踊れますか?
私の地元の村の夏まつりでも盆踊りはあったはずなのですが、当時は屋台の食べものに夢中で盆踊りにはまったく興味がなかったので、お恥ずかしながら一度も踊った記憶がありません。地元の夏まつりは毎年大学のテスト期間にあるので、遊びに行けないのですが行けるときがあったら地元の盆踊りも踊ってみたいなと思えた平成最後の夏でした。
ところで浴衣って見た目は涼しいけど汗をかくと肌にはりつくし、実はべたべたするのがちょっと気になりません?
でも盆踊りは、速乾性の優れた化繊でできたサラサラの洋服よりも浴衣で踊りたい。
また踊りまくって汗でべたつくこともひと夏の思い出。
日本人にとって、そんな不自由さまで魅力に変えてしまう力が浴衣と盆踊りの関係にはあるんじゃないかなぁ。
あなたにとって今年の夏の思い出の価値は、いくらですか?